シンポジウムレポート
開催エリア
香川シンポジウム
2022年11月15日(火)に開催いたしました
開催概要
- 日時
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2022年11月15日(火)
13:00開場 14:00開始 - 会場
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かがわ国際会議場
(JR高松駅から徒歩3分) - 登壇者
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NPO 法人べースボールスピリッツ 理事長
宝塚ボーイズ 監督奥村幸治氏
- 登壇企業
- 健祥会グループ
株式会社宮脇書店
富士建設株式会社
開催模様
事例発表企業
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健祥会グループ 腰痛対策として、数年前から「抱えない介護、ノーリフトケア」の推進をおこなっており多くの施設で定着しつつある。
ノーリフトケアの目的共有から、勉強会で機器の正しい使用方法を学びその後、取組を開始し機器の評価から職員のアンケートで浸透を図っている。
実際に機器を使用することが、利用者様そして職員の安心安全に繋がっている。
その他に、腰痛予防体操も対策のひとつ。説明付きの研修動画を作成し、職員がいつでも閲覧できるようになっている。 -
株式会社宮脇書店 書店業務においては、蛍光灯の付け替え作業による高所からの落下や本が入った箱を持ち上げる際に腰を痛める、紙で手を切るなど「高さ・重さ・紙」に由来する労働災害が多くみられる。対策として、蛍光灯をLEDに変更し交換頻度を減らすなど技術的解決をおこなった。
腰痛については、重い段ボール箱の持ち上げ方など、先輩職員が腰痛にならないための動きを教えるなど、職場内のコミュニケーションにより腰痛対策に努めている。 -
富士建設株式会社 墜落・転落、指のはさまれ、指の切断など労災が立て続けに起きたことで、原因やどうしたら無くなるのかを見つめる必要があった。別々の現場で立て続けに起こるということは、教育訓練や作業プロセスなど仕組みに問題があるといった考えに至った。
具体的な改善として、外部の方や専門家の力を積極的に借りたというのが特徴的。
社内の安全衛生担当者以外に、社外の方をお願いしたことで他社が何をやっているのかが分かったり、スピード感を持った対応が可能となった。
参加者の声
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「職場の安全を高めることは、なかなか一筋縄ではいかないということに改めて気が付きました。実際に取り組みを考えると劇的な変化をもたらすような取り組みばかり考えようとしてしまいますが、むしろ常日頃から意識できるような取り組みをきちんと組み込むことが重要であると思いました。(通信業)」
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「職場の安全レベルを高めるための目標管理が必要というのは非常に勉強になりました。どの取組で、どんな効果を目指すのか?そして、その進捗はどのように評価するのか?まで考えることで、安全のレベルを着実に高めることができると感じました。自社でも参考にしたいと思います。(その他)」
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「安全に対する良い取り組みには、業界問わず“共通点”があると気づきました。自分の業界の特徴に注目して考えがちですが、安全の根本的な部分は共通しているのだなと感じました。(その他)」