シンポジウムレポート
開催エリア
静岡シンポジウム
2022年11月2日(水)に開催いたしました
開催概要
- 日時
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2022年11月2日(水)
15:30開場 16:00開始 - 会場
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グランシップ10階
(JR東静岡駅から徒歩3分 ) - 登壇者
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スポーツ心理学者/五輪メダリスト/博士(システムデザイン・マネジメント学)
田中ウルヴェ京氏
- 登壇企業
- マックスバリュ東海株式会社
社会福祉法人 聖隷福祉事業団
トヨタ自動車株式会社
開催模様
事例発表企業
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マックスバリュ東海株式会社 スーパーマーケットで実際に発生した労災事例から、それに対し事業部と現場が一体となりどのような改善に取り組んでいるかを発表。
取組内容として、社員のだれが読んでも伝わる内容にまとめた労災週報による情報共有や実際に労災が頻繁に起きている現場への立ち入り調査を実施している。
起きたことをすぐに共有し、タイムリーに対策をうつことをモットーに今後も事業所・現場ともに社内全体の安全意識を高めていきたい。 -
社会福祉法人 聖隷福祉事業団 転倒・腰痛防止への取組として、ソフト面で特に力を入れているのが「腰痛健康診断のフォロー」。
初期段階の腰痛についてフォローを行っている。
お試しで施設内で腰痛ベルト、コルセットを使用できるようにするなど職員が購入をためらい、腰痛が悪化しないようにフォローをしている。
ハード面でも「介護記録入力システム」や「見守りシステム」など複数システムを導入することで、介護にかける時間の増加・介護時のゆとりに繋がっている。 -
トヨタ自動車株式会社 安全をつくる、守るのは「人」であることを重視し、「安全な人づくり」についてご紹介。
危険を理解することの重要性、過去の事故に対して理解を深め改善していくことの大切さ、実際にどのようなシーンで転倒やその他の危険があるのか、『体験をして教育をする設備』をつくり、理解をしてもらう取組をしている。
例えば、なぜそのルールがあるのか、ルールの背景を理解する場、時間を造り、繰り返し学び自分事化をしてもらう機会をつくっている。
安全性の向上は、生産性や品質など企業パフォーマンスにも繋がっている。
参加者の声
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「自分の安全意識レベルと、他社員の安全意識レベルは違うということを改めて認識する機会になりました。相手の意識を高めるためには、まずは相手の意識に寄り添うことが必要であると学べました。(通信業)」
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「職場の安全を守ることや、社員の安全意識を高めるための具体策として、劇的な変化を求めた施策を考えがちであった。実際には、ヒヤリハット情報の共有など地道な取り組みが不可欠と感じた。(広告業)」
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「職場の安全を高めるために、コミュニケーションが重要であることに気がついた。 どのように社員の意識を高めるのか、そのためにリーダーはどのような振る舞いが必要なのか、考えさせられることが非常に多かった。(その他)」